こんにちは
医者夫です
今日は自分の研修医時代の
辛かった経験２つを話したいと思います
社会人になると
仕事で大変な思いをすることは
あると思いますが
医者の場合こんなことがあります
是非共感して頂けたら嬉しいです
研修医の時の辛い経験①
研修医になりたてで
まだ点滴もロクにとれない時期の出来事です
この時は研修医同士で
『今日は２勝１敗だ』とか点滴の成功率を
言い合ったりそんな時でした
毎日朝に病棟で点滴を取る必要のある患者さんを
周り点滴を取るのが研修医の仕事でした
ある日
６人部屋の１番端の患者さんの点滴で
２、３回失敗したところで怒られてしましました
『上の先生呼んできな』と
若い女性に
大声で怒鳴られてしましました
もうすでに汗びっしょりでした
しかし上の先生は忙しいようだったので
一緒に回ってくれていた看護師さんに
『今の患者さんはまた後で来るようにして
次の患者さんの所に行きましょう』と
優しく言われ次の患者さんのところに
行こうとしたところ
ついてないことに
次の患者さんはその隣でした
カーテン１枚の仕切りなので
当然先程のやり取りが聞こえていた上に
１０歳くらいのお子さんで大泣きしていて
そのお母さんに
『こんなに怖がってます、上の先生お願いします』と
かなりきつい口調で言われました
本当に泣きそうになりましたが
一緒についていたベテラン看護師さんに
慰められ上級医にも
『後で行くから大丈夫だよ』と
言われ涙をぐっとこらえたのでした
いやでてたかも笑
研修医の時の辛い経験②
当直と言って病院に泊まり仕事をすることが
当時月に６－８日くらいありました
自分が働いていた病院では
基本的に夜間救急外来で
ひたすら患者さんを診て
上級医に最終的に一緒に診てもらうという
システムでしたが
ほとんど寝られないことが
多かったです
暇な日で２、３時間くらいまとまって寝られたら
という感じでした
挙句に次の日はまた普通に始まるので
本当に寿命が縮まる２年間でした
研修医は２年間で色々な科を回るのですが
外科を回っていて当直で全く寝られず
朝を迎えた日のことでした
外科の先生から
『今日長いけどこの手術入ってみる？』
と聞かれ当然
『はい、お願いします！』と
心の中では
『昨日一睡もしてないんですけど、、』
と思いながら早く終わることを祈りました
しかしそもそも１０時間予定の手術で
朝の９時すぎから手術は始まり
終わったのは１９時でした
所詮研修医なのでいてもいなくても
手術の進行には全く支障なく
３人の外科医がやっている手術を
近くで見ているという状態なのですが
みんな集中している中
食事にもトイレにも行けないどころか
睡魔とひたすら戦う１０時間でした
手術をするならまだしも
術野もろくに見えず
ずっと自分の身体をつねったり鼓舞し
時計を何度も見ては絶望し
『いっそ倒れた方が自分のため？』
とか思いながら過ごし
いつもなら外科の先生に連れられ
ご飯に行くのが楽しみだった私も
その日は解散の合図とともに
直帰して
シャワーを浴びてそのまま食事もせず
寝ました
終わりに
研修医時代のエピソードいかがだったでしょうか
研修医って色んな科を回り
色んな先生に沢山教えてもらえるので
本当に楽しい２年間なのですが
肉体的に１番大変かもしれません
ただ実際１番精神的に辛いのは
自分が専門科を選び
責任をもって医療行為をした時に
患者さんに不利益なことがあった時だと
思います
今日は笑い話ですむ辛かった話でした！
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